Team Comments




#12 粟谷 正裕

 いやはや何と申してよいのやら。このような結果になってしまって応援していただ いた皆さんには本当に申し訳ないです。
 1日目の10位というリザルトに自分でも驚いて「おお!こりゃぁ結構いいとこいけ るんじゃないの」なんて調子付いてみたものの2、3日目の相次ぐマシントラブルに すぐに順位が落ちてしまいました。
不調だった電装系も何とか回復させて落ちた順位をすこしでも取り戻そうと4日目に 挑んだんですが、コマ図のダブルコーション(!!)を見落として穴に突っ込んで大ク ラッシュしたあげく左手首を負傷してドクターストップによってリタイヤになりました。 その時、自分の重大なミスに対する悔しさと、応援してくれた人たちに対する申し訳 ない気持ちで声を漏らして泣いてしまいました。今思えばちょっと恥ずかしいですね。
 モンゴルの自然にも感動しました。話をすればきりが無いほどですが、8月だというの に雹(ひょう)が降ってきてあたり一面真っ白になったり、4日目のキャンプは、何にも 無い砂漠の中にそこだけ緑の生い茂るオアシスで、おとぎ話くらいでしか聞いたことの 無かったオアシスが思い描いていたそのままの姿で存在していることにちょっと感動し たりしました。
 リタイヤしてからも、少しでも走っているみんなの完走の役に立てればと、キャンプ 地では壊れた部品の溶接をやっていました。数台は助けたんじゃないかな? と思います。 (笑) 今はリタイヤした悔しさよりもなんか自分がめっちゃかっこ悪いような気がして、 こうしてみなさんにコメントするのが恥ずかしいです。(その割には結構書いてるか)
 ご期待に添えませんでしたが、応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。
#13 池田 茂広

「出た!走った!完走した!!」と言ってしまえば簡単である。だけど、それは簡単な事 では無い・・・と思う。とは言え、じゃあ何が残ったかと言うと、最初の言葉が全ての様 な気がする。
今回のRRM、本当に運に助けられたと思う。アフリカツインにとって不利なシチュエ ーションは少なかったし、天候も万全では無かったけど、悪すぎるという事は無かった。 クラッシュから復帰出来た事も、幸運だったのだろう。
 でも、単に運だけでは走りきれなかったと信じている。 事前に戦術・戦略を立てて、 それに添って準備をしてきた結果が、完走につながったんだと。
 とはいえ、準備に力を入れてきたのに、目標にはわずかに及ばない成績。他の二人には 申し訳無いが、ちょっと悔しい。
 しかし、あくまでも自分一人の力で成し遂げた事では無い。 応援してくれた多くの 人々と、チームメイトが居たからこそ・・・である。

#14 伊井 正徳

 私にとって長くて辛かったけどとても楽しい8日間が終わりました。初日のスペシャル ステージにおいてクラッシュしてしまいその後の追い上げもできず、完走はしましたが、 かなり不完全燃焼になったような気がします。
 まあ、それも全ての原因は自分にあるのですから当然と言えば当然の結果なのでしょう。 1〜3日程は相当抑えて行くべきだったのに自分では抑えているつもりでもどこか興奮、 浮かれ気味だったようですね。これは今後の自分に対しての課題として受け止めていこ うと思ってます。
 しかし辛いことしかなかったわけではなくモンゴルの大自然の美しさに大いに感動さ せられました。まず感じたのが現地入りして空が高かったこと。日本と同じ雲の形はし ているもののその高さが桁違いでした。まるで雲のプラネタリュウムのように思えました。
 ラリー中1回朝帰りもしました。この日は多くのことを経験しました。廻りに何の明 かりも無い中でのナビゲーション、おウマさんとの激突(これはかなりショックだった・・・) 疲労からの嘔吐などかなり自分の限界に近付いていたようです。
そんな状態でもモンゴルは感動をくれました。真っ暗な地平線の彼方から真っ赤な月 が最初はお椀のように、そして湖か河の水面に赤い姿を映したまま昇っていきました。 これは今回のラリーで一番感動した景色でした。
 ラリー終盤にはリアサスまでもが抜けてしまいました。 いつ壊れるかと怖がりながら の走行でアベレージも上がらず常に夜遊びゴールとなりましたが、なんとしても走りき るんだと自分に言い聞かせていました。それでも最終日は他の日に比べて410kmと短か ったのに物凄く長く感じました。
ゴールして主催者の山田氏からフィニッシャーバッジを渡されたときはさすがに言葉が でてきませんでした。
 今回ハード面は充実していましたがソフト面(精神面)がまだまだ未熟であったと痛感 しました。次回出場する時はこの辺りを考えて行こうと思います。このラリーに出場する にあたりマシン製作を手伝って戴いたK&K-p@radiso, Zig-Zag Racing,ウェアの供給をし ていただいたオカザキ商事、ラフ&ロード、ジャペックス、その他多くの方々にこの場 を借りてお礼を申し上げます。

B a c k

 

 

 

 

 

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