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サザンクロスツーリング:第23話
 投稿日 2000年04月04日(火)15時51分

 

 

すっかり春ですね〜。富士市の桜もちらほらと咲いています。
では23話です。長いお話ですいません。
この掲示板は私個人の昔の日記を活字に打ち直す、という私の
個人的趣味も実現させてもらっている次第で、(竹内さんに感謝)
元の日記が長いと、書込みも長くなってしまい。。どうもすいまそん。

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9/5 6:30起床。8:00 Coenを出発

昨夜はCoenの安宿でひと安心。
ベッドごとについている蚊帳に入ってぐっすり眠った。
しかし今日も朝食を済ませると、また再び気の重い砂の道に突入だ。

うう、赤道も近い! といっても赤道までは行けないが。

この辺りまで北上してくると、町にはアボリジニがたくさんいる。
アボリジニたちは、もうずっと昔からこの地に住んでいたが、
白人達の進出で隅っこに追いやられる生活をしている。
今はなくなったのかどうかわからないけど、確か2流市民として
扱われている、と聞いた。何をもって2流なのかよく知らないのだが、
職につく際も政治に参加する際も、いろいろな面で差別を受けてきたのだろう。
白人達は、そういった面でアボリジニを差別するかわりに、その分生活費を
与えて保護してきたので、働かずにブラブラしているアボリジニが町に溢れる
ようになってしまったらしい。

自分には差別する意識はないと思っているんだけど、
することも無く町をぶらついている人の姿は、
あまり感じのいいものでないのは否定できない。

俺にとって、人種問題というのはあまりピンと来ないな。
みんなが同じ顔同じ髪同じような生活をしている日本人にとって、
人種問題を起因とした戦争など、とってもわかりにくい。

なんて、ひたすら何もない道を走っていると暇を持て余してしまい、
ついつい偉そうな人種問題など考えたりしてしまった。

ボーっとすると、砂にハンドルを取られて転倒する。
その繰り返しだ。飽きては転び、目が覚めては飽きての繰り返し。

今日の目的地は、果てしなく400km先だ。

Coenの町を出ると、再び制限速度100km/hの標識。
ふっ、相変わらずあてにならない標識だぜ。
法定速度はそりゃあ100km/hなんだろうが、
出さないって。こんなに荒れたダートなんだからぁ。
もちろん、バイクに慣れていない俺についての話である。

砂の色が、真っ赤に錆びている所と、白い粗い砂利が交互に
現れるような感じ。深くはないのだが、わだちがあって、
素人の俺にはかなり走りにくい。
当然、何度か転倒したが、昨日ほど派手に転ぶことはなくなった。

出発してわずか1時間。80kmほど走ったところで、
森もだいぶジャングルっぽくなってきた。
その森の中、道の左奥にあるArcherRiverというロードハウスに着いた。
Coenでは給油せずにきたので、ここで満タンに。
だいぶ早めだが、昼食もここで取る。

そう、ここから先が無給油区間の1番長いところで、
400km先までガソリンスタンドも民家も何もない。
途方もなく遠いなあ。ヘビもトカゲもいっぱいいるし、
やっばいなぁ。一番の難所なのだ。

しかし、行って来た人の話を聞くと、
ここを乗り切れば CapeYork は制覇したと言っていいらしい。

続く

 

 

  (06.02.27一部リニューアル)
 

 

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