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サザンクロスツーリング:第32話
 投稿日 2001年02月02日(金)03時51分

 

 

グレートディバイディング山脈を越えてゆく。
よく社会の教科書に出ていたあの山脈。
でも日本の山脈とは違い、真っ赤に枯れた大地に
ダラダラと続いている丘といった感じ。
岩や木がたくさんあってボコボコしている。

峠、というほどでもないのだが、のてっぺんに、
ちょっとしたLOOKOUT(見晴台)があったので寄ってみる。

濃い緑の木々の隙間に赤い岩と赤い砂の地面が見える風景。
どっこまでも続いていた。バイクのエンジンを止めると、
風の音しかしなかった。見える範囲が広いだけに、いかに
誰も居ないかがよくわかって、すんごく一人ぼっち感が強い。
これでもまだ海からせいぜい200kmちょいか。
大陸で考えればまだまだ内陸とは言えないのかな。

うーんグレートディバイディングとはよく言ったもので、
こうして見渡すと、ほんとに大きな分け目というか、
この山脈のこっち側とあっち側では何か色が違う感じがする。
ま、感じがするだけで、ほんとのとこよく分かんないんだけど。

峠を下りてもしばらくは木の多い景色が続いたけど、
いつの間にか木が少なくなって芝色の平原が広がってきた。
内陸に比べたら海外沿いなんてぜーんぜん広くないさ、
ってずいぶんの人に言われてきたけど、なるほど実感してきた。
いやーほんとひろぉーーーーーーーーい!!
まじでーーーーーーーー!って思うぐらい広い!

ずっと休み無く走り続けた。景色はずっと変わらない。

峠で休憩した以外朝からずっと走りっぱなし。
どこかで自分で決めて止まらないと、もともと
途中に何にも無いから休憩のきっかけがない。
眠気が襲ってきて、何も無い道脇にバイクを止め、
横になろうとするとアリがたくさんいるのに気付いた。
虫は大の苦手。仕方なくバイクにまたがったまま20分仮眠。

Hughendenの町に到着したらもう午後3時を過ぎていた。
スピードがのらなかったのでそれほど距離は出ていないけど、
う〜ん今日は走った走った。

町に一つあるキャンプ場に行く。テントサイト2ドル。安い。
他にキャンプしてる人は、キャンピングカーの家族が一組。
まだ日があったので、ラーメンとライスだけの夕食を作った。
妙にうまい。でも寂しいんだななんか。久々のキャンプ。

ススキ色の地平線に太陽が落ちていくのが見える。
夜の明かりは小さな懐中電灯一つしか持っていない。
夕暮れ、まだ明るいうちに日記を書き終えれば、
日が暮れるともう何もすることもないしできない。
内陸の夜は冷えるようだ。

*************************************************
9/18 Townsville〜Hughenden
走行
 397km
給油
 10.07L(ChartersTowers)
 15.01L(Hughenden)
シドニーから
 7327km
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  (06.02.24 一部リニューアル)
 

 

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